トモコ先生のセミナーに行ってきました。。。
先週の水曜日は待ちに待った服巻智子先生のセミナーでした。
いつも書籍やネット上、少し前はテレビでお見かけしていた先生が
なんとわが街にもやってくると大興奮。。。o(*^▽^*)o
(とても、トモコ先生のワークショップとかには先立つものがなさ過ぎて
参加できないのですが、なんとこの日のセミナーは無料!)
パパも『休みを取って参加する』と気合いを入れて
ふたりで行って参りました。
時折トモコ先生のブログを覗いていて
一時はかなり行動が制限されるような体調があったり
(整形外科的なもののようでしたが)
いつしか見た番組では杖をついている様子を見たこともあったので
お身体の事を案じておりましたが
意外とお元気な様子で少し安心しました。
トモコ先生、冒頭に。。。
NHKの『プロフェッショナル』で
番組スタッフに2か月張り付かれていたにも関わらず
その出来栄えにご不満があったようで
ふと漏らされておりました。。。。
福祉関係のせいですかね?
きれいにまとめられ過ぎてるって。
今までいろいろな勉強会や講演を数少ないながら
経験してきましたが
トモコ先生のお話は結構統計的なことや
科学的なお話があったりで
それが結構新鮮だったりしました。
幼児・児童虐待、不登校、ひきこもり、反社会的行動などなど。。
こういう問題の人たちの7~8割が発達障碍のグループが
関わっているということ。
自閉症の発生率は全体の約2%。
そのうち知的障害を合併するのは約3分の1。
つまり知的遅れのない自閉症はその2倍いるということ。
自閉症は知的障害やその他の障害との重複障害があり
なかにはダウン症と自閉症の重複障害もあるということ。
定型発達の12か月児の脳と自閉症の12か月児の脳を
比べてみると
定型の子は母親を見ると左半球のやや中央寄りの部分が活性化され
好きなものを見ると左半球の側頭葉の部分が活性化される。
しかし、自閉症の子は母親を見た時は
定型の子が好きな物を見た時と同じ部分が活性化される。
。。。つまり、母親に愛着がまだ持てず
いわゆる物として反応していること。
(定型的に考えると悲しいけど。。)
でも、愛着は遅れて育ってくる。
他の感情も。。。
気がつけば檸檬の時もそうだったっけ。。。
それこそ3,4歳の頃なんかは迷子によくなるような子だったし、
親と離れるのもさほど抵抗なかったし、
気がついたら隣の家に来た宅配業者のお兄さんの後付いてってたし(-_-;)
年長だか1年だか、それくらいの頃から
ベタベタするようになってきましたっけ。。。
(今も年に不釣り合いなくらいベタベタするのだけど)
自閉症スペクトラムの子供たちは
虐待やいじめの被害者意識を持ちやすくて
親がよかれと思ってあれこれ叱咤激励したことを
『虐待されている』と真剣に思っていたりすることがよくあるらしい。
定型の子達は
『親はいろいろ思ってくれて言っている』と考えることはできるのだけれども。
だからこそ自閉症の子たちを『愛情』だけで育てることはできない。
自閉症の特性をしっかり科学的につかんで
それにあったノウハウで支援していかなければならない。。。
。。。だそうである。
じゃあそのノウハウってなんだというと
PECSとか、TEEACHとか
ソーシャルストーリーやコミック会話とか。。。
それから支援者が陥りやすい間違いも指摘されていました。
指示に従えたり、会話ができればそれでいいとか
学校に行ければそれでいいとか
普通を求めたり、いつか普通になれると信じたり
魔法を求めたり
。。など。
そうそう、私を含め親ってやつは
こういう間違いを起こしますよねぇ。。。
今でこそ自閉症は一生治らないと私もきっぱり言えるんですけど
障碍を受け入れきれてない時はよくこんな間違いをしたものです。
あと、私として興味深いものに
レジュメの資料の中に
興味の度合いと取り組みの姿勢の実際の統計のグラフがありまして。。。
(どういう検査の仕方をしたのかには触れられてはなかったのですが)
興味を強く惹きつけるものから興味の全くわかないものを
段階的に4つに分けると
定型さんはどの項目でも8~9割の割合で取り組めるのですが
自閉スペクトラムの人は興味の一番強いものとその次の段階のものには
定型さんには及ばないもののそれなりに姿勢を見せられるんですが
興味のうすいもの、全くないものでは
その確率がなんと2割を切ってしまうそうです。
興味のわかないことへ取り組ませたり
苦手な分野へ取り組ませたりするために
ご褒美が必要なのはこういう訳なんですね。
(だから自閉症の人へのご褒美は批難してはいけない)
。。。。なるほど、
檸檬がモチベーションの上がってる時とそうでない時の
取り組みの姿勢の大きな違いが裏付けられたって感じです。
すなわち、興味のないことには意識が向けられない。。。てことですよね。。。(^_^;)
どうりでモチベーションの上がらない朝の支度のすったもんだは
えらい苦労があるもんだわ。。。
檸檬が診断されて8年近くでしたっけ。。。
今までのことを思い出しながら
トモコ先生の話を聞くと納得すること多々。。。
でも、診断降りたての親御さんには
まだ実感がつかみにくい話かもしれないな。。。と感じました。
いただいたレジュメは、トモコ先生の使うパワーポイントの
画面がたくさん並んでたのですが
全部の説明ができきれず
ずいぶん飛ばされていました。
もっともっと時間が欲しかったなぁ~。。。
2時間ではとても惜しいというセミナーでした。
(本当はいろいろノウハウを学んだりするには
ワークショップなんかに行かなきゃいけないんですが。。。お高い。。)
トモコ先生の出版社、『From A Village』では
今度感情コントロールの支援プログラムの
『キャットキット』が紹介されています。。。
(開発者はトニー・アトウッド先生)
しかし、この教材はセミナーに
参加しないと手に入らないそう。
それならせめてソーシャルストーリーのようにその入門書だけでも
作ってもらえないもんなのかなぁ~??と
少々残念な私でした。。。
最後に。。。この日のセミナーの様子が
地元新聞に載せられておりました。
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